用語集

【アクセサリーメーカー】
アクアゾーン専用の水槽アクセサリーを作成できるユーティリティ・ソフト。アニメーション付きのアクセサリーも作成可能。「アクアゾーン・スタンダード」や「アクアゾーン・スーパーデラックス」には標準で付属。AZショップでも購入できる。

【アルカリ】
酸の水溶液と反応して塩と水を生じる化合物を塩基といい、塩基のうち水によく溶けるものをアルカリという。酸の反対(pH値を参照)。

【アンモニア(NH3)】
魚の排泄物や残り餌が腐敗してアンモニアが生じる。アンモニアは魚にとって有毒な物質で、濃度が高くなると、魚の呼吸が速くなり、食欲がなくなる。アンモニアはフィルターに繁殖したバクテリアの生物学的濾過により、より毒性の少ない硝酸塩に変換される。

【生き餌】
魚の餌として使われる生きた小動物、あるいは冷凍の小動物。

【エアレーション】
水を撹拌して酸素の吸収をよくすることにより、空気を水槽内に送り込むこと。

【オートフィーダー】
セットされた時間、間隔で自動的に餌を与える装置。

【オプションディスク】
アクアゾーンは、あとから魚やアイテムを追加してゆくことができる。「オプションディスク・シリーズ」として発売されているCD-ROMには、魚の他に、水草、底砂、アクセサリーなどがセットされている。

【隔離用水槽】
他の魚に病気をうつさないために、病気になった魚を隔離しておくための水槽。短時間の薬浴治療を行う場合、さらに薬浴用水槽を用意しなければならない。

【機械的濾過】
水槽内の魚の排泄物等をフィルターなどで“ふるい”にかけるような方法で機械的に取り除く濾過方法。

【寄生虫】
他の生き物に寄生して生きている生物。単独では生存できない。

【グアニン】
ウレア(排泄物)の結晶体。一部の魚は、これを鱗の下に蓄えている。光を反射、屈曲させる働きがあり、これがネオンテトラなどの淡水魚の変色現象を起こしている。

【群泳魚】
本能的に常に群をなして生息している魚。水槽内では、多数のグループにして飼育するのが最善である。そのようにしないと、魚種本来の本能行動をとらず、繁殖しない恐れがある。

【光合成】
植物が光エネルギーを利用して、二酸化炭素と水から酸素とブドウ糖を生成する働き。

【硬度(総硬度)GH値】
水中に含まれる塩類(カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土金属)の量により、数値が低いほど硬度が低い(軟水)ことを表し、数値が高くなると硬水を表す。水中で生活する魚たちにとって、総硬度は魚の表皮、鰓、卵の浸透圧などの活動に大きく影響し、硬度が合わないとさまざまな障害が表れる。一般的な魚は3〜10度の軟水で十分飼育可能。

【硬水】
硬度を参照

【混泳水槽】
多種の魚を一緒に飼育する水槽。単種水槽の反対。

【サブストレート】
植物や生物が生存するための基盤材料。水槽では、底砂のことを指す。

【サーモスタット】
水槽内でヒーターが発生する熱量を制御する装置。

【酸素(O2)】
空気中に存在する気体で生命維持に欠かすことができない。水面でのガス交換により、水に溶ける。水温が高いほど、水に溶ける酸素は少なくなる。水槽の酸素レベルをあげる方法としては、エアレーション、水温を下げる、酸素を消費する排泄物の除去などがある。水槽内にあまり多くの魚を入れると酸欠の原因になる。

【色素】
生物に色を帯びさせる物質。

【種族】
互いに交配が可能で、繁殖可能な子を産める類似生物の一群。密接に関連する種族は「属」に分類される。魚の学名は、属名の後に種族名が付けられる。(たとえば、コリドラス・ジュリーは、コリドラスという属のジュリーと言う種族を表している)

【種族水槽(単種水槽)】
1つの魚種だけを入れてある水槽。

【硝酸(HNO3)・硝酸塩(NO3−)】
バクテリアの生物学的濾過によってアンモニアから変換された物質で、大量に蓄積され、濃度が高くなりすぎると水が酸化し、魚の眼球が白濁し呼吸がはやくなる。水草の養分にもなるが、その量はわずかなので通常は水の交換により水槽から除去する。

【生態系】
植物、動物、およびそれらの環境からなる生物共同体。生物同士のつながり合い。

【生物学的濾過】
バクテリアに有毒窒素化合物(アンモニアなど)を分解させ、より毒性の低い物質に変換させるシステム。

【繊毛】
細胞表面にある短毛(これを動かして移動する)。

【底砂】
水槽の底を覆うための材料のひとつ。サブストレート。

【タンパク質】
動物の新陳代謝に不可欠な有機化合物。主に炭素、水素、酸素、窒素からなる。

【単種水槽】
種族水槽を参照。

【ドライフード】
魚にとって必要な様々な栄養素を含む人工餌。フレーク、粉、板、小玉などの形がある。開封後2〜3カ月以内に使用すること。

【軟水】
硬度を参照。

【パイロットフィッシュ】
新しい水槽の環境を整え、安定させるために飼う魚。まだ環境の整っていない水槽で飼うので、悪環境に強い種を選ぶ。コリドラスなどが適当。

【バクテリア】
核のない単細胞生物で、通常、分裂により増殖する。水槽内のバクテリア(ニトロバクター属のバクテリアなど)は生物学的濾過として働き有益である。その他は病原菌となる可能性がある。

【パワーアップデーター】
「パワーアップデーター・シリーズ」として発売されているCD-ROMには、アクアゾーン本体のバージョンを強力にアップデートするアップデータが付いている。これによって、買ったままのアクアゾーンでは飼育することが困難な魚を飼育することができるようになる。「アロワナ」や「グッピー・ブリーディングセット」など。

【ビオトーブ(生息場所)】
魚やその他生物が生息する自然環境。

【ヒーター】
ガラスケースに入った電気装置で、水槽内の水を温める浸式ヒーターとしての役割を果たす。

【ひれ】
魚の「足」、水掻き。方向転換の役割を果たす。通常、背びれ、脂びれ(第2背びれ)、しりびれ、尾びれ、胸びれ(2つ)、腹びれ(2つ)の6つがある。

【病原菌】
病気を引き起こす微生物。

【フィルター】
水槽内の水を清掃するための装置。

【pH値(ペーハー値)】
水素イオン濃度のことで、水中に水素イオンがどのくらいあるかを示す。また、酸性とアルカリ性の度合いも示し、7を中性とし、それより数値が大きくなるほどアルカリ性が強く、小さくなるほど酸性が強くなる。普通、水槽内の水は魚の排泄物や残りの餌の影響で徐々にpH値は下がってくる(酸性化)。換水をして一定のpH値を保つように心がける。

【放卵】
水生動物が卵を産みつけること。

【放卵魚】
体外で受精・孵化する卵を産む魚。

【メカージャ】
アクアゾーン・オプションディスクシリーズの一つ。近未来の地球を舞台に展開するストーリーと共にメカフィッシュの生態の謎を解き明かす「育成アドベンチャー」。

【薬浴用水槽】
病気にかかった魚を治療するために使う特別な水槽のこと。通常は非常に小さく、サーモスタット(ヒーター)だけが入っている。