GUPPY観察日誌
[第3日]

●ついに!

 明けて3日目。ついに念願の子供が産まれる。オスはまたしても「Takashi」で、メスはドイツタキシードの「Ayako」だ。結局、「Takashi」は水槽の中にいるすべてのメスに手を出したことになる。ちょっとうらやましかったりして。私の友人の方の「Takashi」と行動パターンが良く似ているのも、これは果たして偶然か。
 そしてNewカップル。ドイツタキシードの「Jun-Ya」とイエローモザイクの「Natsumi」が1度目のカップリングでいきなりゴールイン。おめでとう。連続しておきると、6月から7月にかけての友人結婚ラッシュ時の、自分のサイフの懐具合が蘇って、俺一人でブルーになってみたりして。
 さらにその直後「Takashi」と「Manami」のカップル再燃。「Takashi」手早過ぎ!
 これで、水槽内のすべてのメスが妊娠中となる。ちなみに、グッピーは卵胎性といって、メスは自分のおなかのなかで子供を育て、妊娠から約30日後に稚魚が生まれてくる。

●そして出産

 昨日、妊娠した子が今日、もう産まれてくる。
 AQUAZONEに携わるようになってから、もう随分になるが、実は100倍モードで飼育するなんていうことは、ほとんどなかった。もうこうなってくると、禁断の領域にでも足を踏み入れたような気分になってくるが、これも紹介のためだと心を鬼にする。さらに鬼になる。皆さんはまっとうなブリーディング人生を歩んで行ってください。
 しかし、それにしてもこの3組のカップルから生まれた子魚の総数は30匹。卵胎性の魚は総じて、一度に産み落とす魚の数が多い。実際の水槽では、生まれても他の魚に食べられてしまったりして、結局その数は半数以下になったりするものだが、AQUAZONEの場合、生まれたばかりの子魚たちをすぐに別の水槽に隔離するといったことが、簡単にできるため、数が減らない。生まれてきた子魚たちをずっと飼いつづけると、3代目4代目あたりでは膨大な数に昇るので、そのあたりは臨機応変に子魚を魚ファイルに残すなどすることで、負担にならない数で飼育するのがいいだろう。

●懲りない面々

 ついさっき子供が産まれたばかりだというのに、早くも第2子(とは言わないか)の準備に取り掛かった、「Natsumi」と「Manami」。父親はどちらも「Jun-ya」。君も手早過ぎ!

[第4日]

●成長

 3日目に生まれた子魚の模様がはっきりわかるようになってきた。そうなるまで生後約70日くらいかかるようだ。この子たちが、やがて子供をつくるようになるまでにはもう少し時間がかかるだろう。
 と、思ったら、「Takashi」の子「Rumi」がカップリング。相手は「Takashi」!まぁ、水槽のような閉鎖環境ではこういったら、近親交配っていうのはよくあります。でも、近すぎる。そして「Takashi」またしても手早過ぎ。

 

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