<概説>
金魚は、もともと中国でフナの突然変異として生まれたものを観賞用に品種改良したもので、現在に至るまでに体型や体色、模様、ヒレの形などにさまざまな改良が加えられ、今では祖先がフナであるとは思えないほど変化に富んだ外見をしています。
日本にはおよそ500年前に伝わったといわれており、以来、その美しさと優美さは人々を魅了し続け、日本の文化や生活にさまざまな形で根を下ろしました。
また金魚の魅力として、人によくなつく愛らしさも持っているこも多くの人々に親しまれている理由の一つでしょう。エサを与えるときに、水槽を軽くトントンとたたいてからやるようにすれば、やがて水槽をたたいただけで水面に集まってくるようになります。
今回の「アクアゾーン・ピュア 金魚」では、日本でとくに人気があり目にすることの多い、リュウキンとデメキンの2品種をセットにしました。この2品種はお互いに交配が可能なので、うまく交配を行えば、それぞれの特徴を受け継いだ色々な金魚を作出することもできます。
■リュウキン(琉金)
ワキンとともに日本の金魚の代表的な品種で、丸く短い体に長い尾ヒレが特徴のもっとも金魚らしい金魚として人気があります。
体色は赤、白、更紗(赤と白のまだら)などがあり、赤や更紗では、赤い色が濃いものほど上級とされ、反対に白一色のものは価値が低いとされています。
■デメキン(出目金)
左右に突き出た眼球に何とも言えない愛嬌のある、人気の高い品種です。体型はリュウキン型で、体色は赤や黒一色のものが良いとされ、更紗のものは人気がないためほとんど見かけることはありません。
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