リチャード・D・ボワーズ

カリフォルニアの A Life および複雑系学者。
ボワーズ博士は、地球の環境の変化を悪化とは考えず、自然の成り行きと捉えた。過去の環境が理想的な状態であるとし、それを取り戻そうという一連のエコロジスト達の発想には甚だ批判的であった。

彼は場所を中国に移して、政府の援助を得ながら研究所を設立、ある理論を完成させたという。その論文を学会に発表する直前になって彼は研究所から姿を消した。研究所を解散し、地下に潜っていた科学者仲間達に幾通かの E メールを残したが、その後全く音信不通になってしまった。政府がボワーズの理論を奪い、行方不明と見せかけて暗殺したのだ、というのが科学者仲間達の間でのもっぱらの噂である。  

ティ・リー

ボワーズの一番弟子ともいえる存在。
彼女の学生時代に、彼女の大学で、ボワーズがA Life の公開講義を行ったのをきっかけに、彼の研究所員となった。彼女は、豊かな知識と鋭い感性を持ち備え、弟子たちの中でもボワーズの一番の信頼を得るにいたった。

リーはボワーズが消息を絶つ前に、彼から仕事を託されていた。すなわち、バイカル湖で金属魚を採取して世界に広め、あるムーブメントを起こすということであった。

また、彼女は日の目をみなかったボワーズの理論を受け継いでいるのではないかとされ、政府によって常にマークされている。現在は拠点をこまめに移しつつ、研究と活動を行っている。



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