GUPPY観察日誌
[ 第7日 ]

●2代目プレイボーイ

 昨日、一昨日と2日続けて物悲し気なメロディで幕をあけたが今日はカップリングのファンファーレでスタート。よしよし。そしてその後ですぐに子供ができる。稚魚たちがいる水槽には、すでに30匹オーバーの稚魚たちがいて、水質の管理が難しくなっているので、今の稚魚たちがここを巣立つ時に入れ代わりに入れよう。そしてその直後またしてもカップリング。両方ともお相手は「Kouichi」だ。君には、2代目プレイボーイの称号をあげよう。

●最後の徒花?

 その「Kouichi」と「Madoka」がこの日、カップリング。「Kouichi」に関してはまたか、と思いもしたが、この2匹そろそろ寿命が近付きつつある。と思っていたら、なんと妊娠。生まれてくるまでは持たないと思うんだが。と思ったら、やっぱり持たなかった。さよなら。「Kouichi」に「Madoka」に生まれなかった子供たち。
 その後急激な勢いで、世代交代が進み第2世代の魚たちはほとんどが寿命を迎え始めている。最初6匹のグッピーで始まったこのブリーディングも、第2世代で30匹になり、今の主流である第3世代ではもはや何匹の稚魚がいるのか数えていないが、軽く3桁に達しているはずである。
 気の短い人当たりだと、そろそろ飽き始めたりする頃なのだが、このグッピーという魚はかけ合わせて、遺伝を表現することでさまざまな模様が出てくるというのは、これをお読み頂いている方ならもうお分かりだろう。
 私自身もそれをすでにこのホームページで説明してきているわけだが、実際それを自分自身でやってみると、これが思っていた以上に面白いことに気付く。とくにワクワクするのは、稚魚が成魚になる瞬間。稚魚が個体が小さいので、模様の違いなどは表現できないのだが、それが成魚になる頃から、個々の模様が見えるようになってくる。そうなると、お馴染みの模様になったり、見たこともない模様になってみたりと、同じ両親から生まれているはずなのに、その子供たちに様々な違いがでてきたりと非常に面白い。
 このあたりの話は、「Dr.風見のグッピー講座」と「メンデル先生の遺伝のしくみ」を御覧頂きたい。「Dr.風見〜」の方は遺伝に関する知識をお持ちで無い方を対象としている。「メンデル先生〜」の方は、高校で「生物」を勉強された方であれば、「ああ、そういえばこんなことやったよなぁ」と思い出すことだろう。
 かく言う自分も後者で、結構コンガラガッタのを思い出した。ただ、できれば、その時の成績は思い出したく無かったのだが。。。

 

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