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第3回:メンデルの法則とは? メンデル先生は、自分が行った8年間にわたるエンドウの栽培実験の結果を解釈するとき、それまでにはない思い切った仮説を立てました。 |
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よだん: メンデル先生が「メンデルの法則」を立てたとき仮定した遺伝を決定する因子は、この時にはまだ空想の産物に過ぎませんでした。その後40年たって初めて遺伝因子の存在を裏付けるような物的証拠「染色体」が見つかりました。 染色体は同じものが2本ずつペアになって存在し、精子や卵子が作られるときの分裂ではペアが別れ別れに半分になります。つまりメンデル先生が想定したように、二倍体がいったん半分になり、受精によって二倍体に戻ることが確認されたのです。 こうなると、遺伝因子は染色体の上に乗っているのではないかと考えられるようになり、もはや遺伝因子は空想の域を脱していよいよ現実味を増し、「遺伝子」と呼ばれるようになったのです。 |
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